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都内在住20代ブログ

外資系企業での就職面接では英語を使うのか?の体験談

外資系企業は人気が高い?

バブル崩壊以降、日本経済が停滞(?)する中で、学生の中でも外資系企業を志望する人が増えてきたのではないでしょうか。

 

志望する理由としては、日系企業と比較して、

・年収が高い

年功序列ではなく成果主義

・若手でも裁量有る仕事が任せられる

・女性でも活躍できる

などが良く挙げられます。

 

特に人気のある業界・会社としては例えば以下のものがあるようです。

 

外資コンサルティングファーム

 - マッ〇ンゼー、ボス〇ンコンサルティングを筆頭とした戦略コンサルティング、旧会計系Big4、その他総合コンサルティングなどがありますね。

外資系金融機関

 - ゴールド〇ンサックス、モル〇ンスタンレーなど学生の間でも知名度の高い会社以外にも、保険、損保等もあります。年収の高さも魅力の一つか。

外資系IT企業

 - GAFAをはじめとして特に米国で創業された今を時めくテック企業たち。新卒採用ではエンジニア以外にもビジネスサイドもあり。

外資系メーカー

 - 製造業、消費財、製薬、電機などの分野でグローバル企業があります。

 

 

 

 

外資系企業の就活で英語は使うの?

実際に外資系企業への就職活動において英語が必要となるのか、あくまで筆者個人の体験談でありますが、以下の記載したいと思います。

なお、筆者が新卒で就職活動をしたのは2010年代前半ですので、その当時の採用方法からは変わっているかもしれませんので、その点はご容赦ください。

 

なお、就職活動時の筆者のバックグラウンドをあらかじめお伝えすると、

・私立文系(関西)

・海外経験ほとんどなし(TOEIC:700点くらい)

です。

 

そもそも関西という地理的なハンディキャップに加え、「私立」、「文系」というあまりアピールにならないような経歴に加え、海外経験もなく、外資系企業を目指す就活生の中ではかなりのビハインドを背負っていたと言っても過言ではないでしょう。。。

(ちなみに筆者は就職活動後に1年間、留学をしました)

 

 

では、いざ体験談です。

 

 

 

 

①(某外資コンサル)

筆者が受けたのは業界大手の戦略コンサルティングファーム、総合コンサルティング会社それぞれ1社ずつ。後者は英語は全く関係なかったので、前者のみの経験となります。

書類審査、ウェブテスト等を通過し、都内での面接となりました。

面接とは聞いていたものの、当日は面接前の30分で英語試験を受けることに。

内容はTOEICに近しいビジネス英語の読解問題。手ごたえはまぁまぁといったところ。

その後の面接では英語は一切使わず、全て日本語。

それほど英語力?を問われなかったことも影響してか、内定をゲット。

 

 

②(某外資金融機関)

当時はリーマンショックの影響もあり、相当に採用数を削減していた各外資系金融機関。また、昨今のデジタル人材の登用、トレーダー等フロントの人員削減等はまだなかったころの話です。

複数社にエントリーし、最終的に面接に呼ばれたのは業界の雄ともいえる証券会社。

 

面接はその他学生3名を含めたグループ面接。

面接官は以下にもな風体の日本人社員(身長180cm以上、筋骨隆々とした肉体をブランドスーツに身を包み、鋭い眼光を備える)と、大局的にひょろっとした細見、色白の外国人社員。

 

一通り、自己紹介、志望動機、"いま投資するならどこにする?”といったテキスト通りな質問を日本語でした後に、最後に"じゃあ、最後に英語で日本経済の今後について考えることをしゃべってもらえる?”と投げかけてくる日本人面接官。

 

 

キターーーーーーと思いながらも平静を装う筆者。

先に、帰国子女である男子学生、留学経験のある女子大生が話しましたが、両者とも緊張がちがちでそもそも口があんまり回っていない様子。。

すぐに筆者のターンに。

焦り過ぎて何をしゃべったかも覚えてませんが、体感5分(実際は1分程度)頑張って話し続けました。所々で外国人社員がうなずいてくれていたのが視界に入り、安堵の気持ちも出ていました。

(おそらく、内容が良いというよりも、「君の英語は伝わっているよ」といった感じでしたが。。)

なお、結果は、残念ながら落ちましたがいい経験になりました。

 

③(某外IT企業)

おそらく世間のだれもが知っているであろう、シリコンバレー発の超有名企業のビジネス職に応募。そもそも面接に呼ばれたことが奇跡では?という感じでした。

 

 

社員はみな社名の入ったTシャツにデニムといった出で立ち。

気軽に楽しく、といった雰囲気が全面に出ていました。

 

 

英語を使ったのは、最初のグループワーク。

一つ目は、5人1組の中で共通のお題が与えられ、それに対して自分の考えを述べる、というもの。

詳細は記載できないのですが、お題はビジネスとは直接的に関係ないもの。

 

メンバーは外国人社員、帰国子女(風)の学生の中に純ドメの筆者一人。

 

右回りで発言していく中で最後に筆者にターンに。

おそらく日本語にすると本当に月並みな発言だったと思いますが、なんとか話し切りました。

 

二つ目は、新しいサービスをグループ内でディスカッションし、それを最後に代表者1人が英語でプレゼンするもの。当然ディスカッション中もその内容を採用担当者がそばで聞いています。

 

ディスカッションは日本語でいいので、意気揚々としましたが、最終的にプレゼン者を明確に決めないままタイムアップ。すると、すぐに帰国子女の女子学生が手を挙げ、ホワイトボードを使いながら見事に即興でプレゼン。

あっけにとられる筆者。(やっぱ、リーダーシップで大切だよねと痛感)

結果は言うまでもなくですが、いろんな意味で勉強になりました。

 

 

 

最後にやはり外資系企業と一口にいっても、求められる英語能力や採用時にどんな形で求められるかは業界・企業によって様々です。

振り返ると、

・その業界・会社のビジネスや業務の中で特に新人に求められる英語能力にはかなりの幅があり、

・それは日本人が得意とする読み書きだけで済む場合もあれば、

・実際に仕事をする中で英語でチームメンバとコミュニケーションを図ることが求められる業界などでは、聞く・伝える(話す)といった力も見られている

・英語の能力としては、それが英語として優れているか、ではなく、ちゃんと伝えたいことが他の人に伝わっているか、が大切

・ある程度即興で対応しなければいけないケースもあり、それは就活対策の付け刃的な能力ではなく、本質的な英語力の底上げが必要

 

といったところでしょうか。